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NEWS2022.12.23
ブログ:資産形成、資産運用を始めたいあなたへ
ブログ:資産形成、資産運用を始めたいあなたへ
はじめに
この度は、この記事をご覧いただき、ありがとうございます。まずは私の略歴を書かせていただきます。私は現在30歳代後半、国内生命保険会社に14年勤務し、現在は独立起業し、(株)LVAC [ラバック]の代表取締役です。
生命保険会社では個人営5年、法人営業3年、支社企画3年、本社企画3年と営業現場と本社部門を行ったり来たりという経歴です。
私は2年前まで俗にいう会社員、サラリーマンなので、給与は固定給でした。多くの日本の企業がそうであるように、私も年齢ととともに昇給はしましたが、1年間の中で給与が増減することはありません。
つまり、給与は安定しておりますので、その点において給与が激減してしまうと言った不安を感じることはありませんでした。
一方で、業務での成果ともに、給与が倍増といったように増えることもありません。10数年の勤続の中で自分の給与に対して、深く考えるといったこともなく時が経過しましたが、最近になって世の中の働き方が大きく変わり、トヨタをはじめとした大企業でも終身雇用の終わりが告げられました。
そいういった中で、新たな一歩を踏み出す必要性があると感じ、副業、特に投資を始めることにし、現在は経営者として活動しております。
*この記事では、投資に対してどのような過程を経て、投資を始たのか?
*私が経験してきたこと、どのように対応してきたか?
*投資に興味はあるけど、どうやって始めたら良いのか分からない・・
と言った境遇におられる方々の一助になれば幸いです。
第1章 <資産形成、資産運用をはじめたきっかけ>
私が投資を始めるきっかけとなった2つのキーワードは、「老後資金2.000万問題」と「つみたてNISA」です。金融庁が2019年6月に公表した報告書の内容が世間的に大きく取り上げられ、話題になりました。
一度は耳にされたことがあるかもしれません。
ではこの2つのキーワードを説明してください、と言われたらどうでしょうか?
テレビの街頭インタビューのワンシーンを見ましたが、答えることができた方はほとんどいませんでした。これが実態かと思います。
かくいう私も同様で、もし質問されたら言葉に詰まって、答えることができなかったと思います。
ただ、それは過去の状態で、今は少し違います。自分がこの問題について興味を持ち、あれこれと調べるようになったおかげで、色々と理解できるようになりました。理解できると、「老後資金2.000万問題」は明確な根拠があり、国民の不安を煽りたかった訳ではなく、その認識と必要性を理解してもらいたかっただけだと捉えられるようになりました。
一方で多くの方は、「国民の皆さん、老後資金が2.000万不足しますよ。準備大丈夫ですか」と言葉のまま受け取り、将来の年金の備えに対し、不安な気持ちだけが大きくなってしまったように感じます。
そのうえで、重ねるように、老後の不足金に対しては、国が制度を整えましたので、自助努力で「NISA」や「iDeCo」を使って備えましょう、と呪文のようなカタカナ制度を並べられ、ますます分からなくなってしまいました。
実際、私がその状態でした。結局、よく分からずに蓋をしてしまい、“老後の資金が不足してしまう、どうしよう”という不安な気持ちだけが残ってしまったというのが、現状ではないでしょうか。私が周囲の方と「NISA」や「iDeCo」について、話をすると、おおよそ二言目にはよく分からないといった声が返ってきます。
先ほど興味を持ったと少し触れましたが、その点についてもう少し詳しくお話ししたいと思います。結論から言いますと、興味を持ったきっかけは、ある本との出会いです。このように書くと、ありきたりな流れに聞こえるかもしれませんが、お付き合いください。
私は月に本を何冊も読んでいる訳でもなく、読み始めても三日坊主で終わり、本の最初の序章だけ読んで挫折してしまうことも、よくあります。
ただ、この本は出会えて良かったなと心から思います。
その本とは、著書「金持ち父さん貧乏父さん」著者「ロバート・キヨサキ」です。この本を読んで、投資について勉強したいな、まずは自分が「知る」ことから始めてみようと行動を起こすこととなりました。第2章以降で投資をどのように学び、どのように始めたのか、具体的にお伝えしていきます。
第2章 <投資知識の習得について>
それでは、第2章では私がどのようにして、投資の知識を得たのかについてお伝えしていきます。
結論から言いますと、私はひたすらYou Tubeで投資の知識を学びました。
えっ、投資の本を買ったりとか、セミナーを受けたりなどではないのか、と思われた方も中にはいるかもしれません。私は違いました。
もちろん投資について何から初めていくかという視点で、たくさん検索をしました。「投資についての勉強」などと検索をすると、検索結果の情報としては、大きく3つに分類されます。1つ目は有料・無料セミナー(オンラインなど)、
続いて2つ目が投資に関する書籍や動画教材、
そして最後3つ目が口座開設して投資をしながら学ぶといった実践タイプの3つです。
最初になぜこの中から、動画教材、You Tubeを選んだかと言いますと、理由は3つあります。
1つ目はオーディオ学習できる点、2つ目は気軽さ、3つ目は無料という点です。
一番の肝は1つ目のオーディオ学習できる点です。朝のランニング(約60分)、通勤の時間(往復2時間)など、隙間という時間を、ひたすら投資についてのオーディオ学習にあてました。特に現在You Tubeでは様々な方が、数分程度の時間で分かりやすい動画をたくさんアップしてくれています。この情報に触れ続けていると、だんだんと共通点に気付けるようになります。あれ、あの人もこの人も同じことを言ってるといったように、教えてくれる投資についてのポイントが重なってきます。1人のセミナー講師の話を聞くだけではなく、多くの方のポイントを絞った情報が重なりあって、本当に重要な点が浮き彫りになってきます。オーディオ学習は、いつでもどこでも聞くことができますので、これが2つ目の気軽さにつながり、そして手始めは無料から始めたいという3点目に結びつきます。
オーディオ学習に慣れ始めて、投資についての言葉に慣れてくると、セカンドステップとして机上学習を始めました。何も難しいことをしたわけではなく、You Tubeを聞きながら分かりやすいなとお気に入り登録した動画を、聞きながら、そして適宜止めながらノートにひたすら書き留めていく作業です。なぜこの作業をしたかといいますと、情報を発信していた多くの方が共通して、投資についての知識習得に、時間と労力を避ける自信がないなら、今すぐ動画を止めて投資を諦めてください、と言ったことがきっかけです。
その方々のいうとおり、投資に向けて、時間と労力をかける覚悟を持つ必要があると考え、「投資ノート」をつけ始めました。重ねて言いますが、何も特別なことをした訳ではありません。
最初のノートには、「つみたてNISAとは」「投資信託とは」、その概要とメリットと書いてあります。今見返すと、とても懐かしくあの時に努力して良かったなと、過去の自分の決断と行動を褒めたいなと思います。
特別なことはしていませんが、投資についての知識を得る時間を確保する努力はしました。いつ時間を確保していたかといいますと、朝4時に起きてからの2時間です。「朝活」ですね。この朝活については、様々な書籍にてその効果などが語られていますが、私もその効果については非常に実感しております。
朝起きてからの2.3時間は、脳のゴールデンタイムと呼ばれ、意思の力もみなぎってきます。そして朝の時間を有効活用すると、やれば出来るという自信が溢れ、成功体験を生みます。投資の勉強に、朝の時間はとても向いていると思います。
第3章 <私の資産形成、資産運用(投資)について>
この章では私が実際に、今行っている投資についてお伝えします。
正直今からお伝えする内容や用語は、投資をまだ始めたことのない初心者の方からすると、聞き慣れない言葉が並びます。
すでに投資をされている方は、ご自身の資産運用と重ねながら読んでください。結論から話したいところですが、投資信託について簡単に説明をさせてください。
投資信託とは、私たち投資家から集めたお金を一つの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債権などに投資・運用する金融商品です。
投資信託はその運用先が株式や債券であり、株式や債券の価格変動によって、投資信託の値段は変動します。メリットを一言でまとめると、
次の2点です。1点目、投資信託は少しのお金で投資ができる、2点目は手軽に分散投資ができることです。みんなでお金を出し合って、一人ひとりは少額でもたくさんの株式などを、購入できるのが投資信託の仕組みです。後続でも投資信託という用語は出てきますので、ここで紹介いたします。
それではお待たせしました。私が行っている投資は大きく分類すると以下の6つです。
(1)つみたてNISA・夫婦【限度額】
(2)ジュニアNISA・子供2人【限度額】
(3)インデックス投資
(4)米国ETF
(5)米国高配当株ETF
(6)日本の高配当株投資(個別企業)です。
もちろん同時に始めた訳ではなく、一つずつ順番に初めていきました。
今の私からお伝えできることは、「もっと早くに始めておけば良かった」ということです。そして、投資の勉強をしている時よりも、投資を実際に始めた後の方が、何倍も経験になり、知識になっているという事実です。よく言われることかもしれませんが、自分が経験すると、この事実はとても実感が沸きます。ここで、一つ興味深いデータをご紹介します。
それは日本と欧州、米国を比較した、現金・預金比率と、株・投資信託比率のデータです。
現金・預金比率は日本52%、欧州35%、米国13%です。次に株・投資信託は米国47%、欧州25%、日本16%です。
このデータは2016年9月に日銀が発表した「資金循環の日米欧比較」の中の「家計の金融資産構成」より引用しております。
一つの参考データでしかありませんし、最新データではありませんが、如実に日本の株・投資信託が米国、欧州と比較し低く、そして現金・預金比率がいかに高いかが一目瞭然です。
よく世論として、「なぜ日本は貯蓄をするのか?」といったことが話題に上がることがあります。このデータは見事にその世論を反映していると言えます。
私自身の経験から言いますと、なぜ貯蓄をするのかと聞かれたら、元本を減らしたくない。が一番に挙げられ、安全・安心の元本保証型で運用できるなら、ぜひ考えたいが回答になります。みなさまはいかがでしょうか。
私がここで最もお伝えしたいことは、「投資について真剣に向き合い、今投資を始めておいて良かった」ということです。先ほど「もっと早くに始めておけば良かった」と言いましたが、逆を返せば今もし始めていなかったら、この後悔にすら気づけていなかったということになります。日本と米国、欧州と何が違うのでしょうか。国民性でしょうか。お金についての意識や、学校教育でしょうか。様々な違いがあって当然ですが、ここまで差が現れるのは何か理由があるとしか思えません。ただ、今はその理由を追求、分析したい訳ではありません。投資を始めている方、まだ初めていない方など様々かと思いますが、もし始めていない方で、まずは知識だけでも身につけたいという方であれば、全力で応援しますし、お勧めします。投資を実際に始めるかどうかは、最後自分の判断、決断となります。ただ、その一歩を踏み出す価値があると思います。
第4章 <資産形成、資産運用を始めたいあなたへ>
この章では、投資を始めるには、具体的にどんなステップで始めればいいかについて説明していきたいと思います。手順書というよりは、私の経験に沿ってこのようなステップで始めていけばいいと思うことをご紹介します。ステップは次の5つです。
(1)証券口座を開設する
(2)知識を蓄える
(3)資金を準備する
(4)口座に入金する
(5)商品を選ぶ といった流れです。
5つのステップについて、もう少し詳しく掘り下げていきましょう。
ステップ1の証券口座を開設する、と一言にいうのはとても簡単ですが、世の中には約250を超える証券会社が存在します。大手証券会社といえば、野村證券や大和証券といった会社をイメージされる方が多いのではないでしょうか。私がまさにそうでした。ではどこの証券会社を選んだらいいのか、結論から言います。それはネット証券のSBI証券か楽天証券です。私は2つとも口座開設をしており、主として運用しているのは、楽天証券です。私が投資を始めるにあたって、最初に抱いた懸念点が、ネットの証券って何か不安だなという点です。それではここで、ネット証券がベストな理由について説明していきます。その理由は以下の4点です。1つ目は、対人サービスを使いこなすには、一定のリテラシー、知識が必要ということ、
2つ目は販売者側と顧客側の利害が一致しないこと、
3つ目は情報の非対称性を埋めるには、最低限の知識が必要であること、
4つ目は足りない知識を調べる意欲が投資には必要、という点です。
もう少し噛み砕いて言いますと、
1.対人サービスの提供者の知識には勝てない
→2.販売者は、必ず手数料ビジネスにならざるを得ない
→3.ネット証券より、対人の方が10倍難しい
→4.投資の学習意欲、知識は必要不可欠で、自分で知っておかないと、その判断がつかない。
この4つの点により、投資初心者はネット証券を選択してください。もちろん、無料で開設できますので、まずははじめの第一歩、証券口座を開設しましょう。
投資はいまやメガバンク、地銀といった銀行や郵便局、駅前に店舗を構える大手証券、ネット証券と様々なところで扱っています。
今から銀行や証券会社を信じてはいけない「真理」をお伝えします。
結論から言います。金融商品を販売する銀行や証券会社は、どうしても私たち投資家と利益の相反する関係になってしまいます。
つまり、簡単に言いますと、投資対象から得られるリターン(利益)を、金融期間と投資家で奪い合う関係になるということです。なぜこんなことになってしまうのか、これは至ってシンプルです。
テレビであれば、お金を支払うと家にテレビが届き、テレビを見ることができるようになります。自動車では、より早く移動できる手段を手に入れることができます。レストランでは、お金を払い、その対価に合う食事をとることができます。
一方で、こと投資という金融商品は、お金を増やすという価値に対して、お金を払います。お金を増やすために、お金を払う。この得られる価値も払う対価も同じお金という点が、他のモノやサービスとまったく異なります。だから、リターン(利益)を奪い合ってしまうのです。
誰が悪いとか、そんな話をしているわけではありません。これは真理です。だから、普通のモノやサービスと違い、こと投資に関しては、プロにすべて任せるのではなく、最低限のことは自分で学んで行うことが、とても重要と言えます。
次に知識を蓄えるについてですが、ここは第2章で詳しく説明しておりますので、違った切り口でお伝えしていきます。証券口座の開設申込から、どのくらいの期間がかかると思いますか。楽天証券のHPでは、口座開設の申込から、初期設定ガイドのお届けまで、約1.2週間と案内しております。私の場合は、約2週間かかりました。証券口座を申し込みすると、あとは書類が届くまで何もすることはありません。私はつみたてNISAから始めましたので、つみたてNISA口座開設まで含めると、約1ヶ月近くかかりました。その間を使って、少しでも知識を蓄えていきます。投資の知識を整えてから、いざ証券会社の口座開設をすると、とても焦ったい思いをされると思います。なぜなら、せっかく手に入れた知識を1日でも早く活用したいのに、口座開設が出来ていないので、何も出来ず手持ち無沙汰になるからです。なので、知識はなくとも先に証券口座を開設することを強くお勧めします。もちろん無料ですから、気軽に申し込みできます。
まずは、投資についての用語にどんどん触れていきましょう。「
投資信託とは」、「つみたてNISAとは」、「インデックス投資とは」、と知らない用語をどんどん覚えていきます。用語を暗記する必要はなく、投資に関わる言葉に興味を持ち、その意味を理解していきます。知識を習得していきますと、必ずメリットとデメリット、リターンとリスクとそれぞれの側面を学んでいくことになります。世の中に、ローリスクハイリターンほど、信じてはならないものはありません。投資においても同様です。リスクが存在せず、ハイリターンを得られるといったことはおよそあり得ません。
ただし、歴史が一つ証明している事実があります。それは、過去の世界大戦2回、世界恐慌のブラックマンデーなど大暴落が度々起こっているが、長いスパンで見ればずっと右肩上がりということです。言い換えれば、相場が永遠に下がり続けることはないということです。「100年に1度」と言われたリーマン・ショックからも、「1000年に1度」と言われた東日本大震災からも2.3年で相場は回復しました。将来の相場が過去と同じようになるかは誰にも分かりません。
私が今言えることは、投資を始めたことで、「(世界)経済」に興味を持つようになりました。これは自分にとって、とても前向きな良い変化と捉えています。
今の世界経済、そして日本の経済状況、また過去に遡った時に、一体どんなことが起きて、その後どんな変化を辿っていきたのかと様々な興味を持つことになりました。
やはり、自ら興味を持ち、知りたいという意欲からする学びほど、吸収が早いものはないなと実感している今日この頃です。
投資はお金の基礎知識の一つとして、日常生活にとても役に立ちます。知識は財産です。人生は知ることで新たな選択肢が生まれ、人生の新たな価値を見出してくれます。ぜひ一つでも投資に関する知識に触れていただきたいですし、私はこれからも様々な書籍や参考文献から学びを深めていきたいと思います。共に知識を深めていきましょう。その知識が自分の人生を豊かにしてくれます。
3つ目は、資金を準備するです。と言いましても、ここで伝えたいことは何百万を用意してください、というわけではありません。小額資金で構いません。具体的に言いますと、楽天証券なら投資信託を100円から購入することができます。もし楽天ポイントを持っている方がいたら、楽天ポイントは1ポイント1円で利用可能なので、現金を準備せずとも、ポイントを使って投資を始めることも可能です。実際に私も毎月楽天ポイントを投資運用しております。投資なんて、お金持ちがするもので、サラリーマンの自分には、主婦の私には関係のない話だと思っている方がいらっしゃるかもしれません。しかし、それはもう時代遅れのイメージです。先ほど言ったように、投資信託は100円から購入することができます。つまり、誰だって始めることができます。証券口座の開設は無料、そして運用は100円から可能です。実は運用の手軽さは、世界各国共通ではないのです。投資信託の最低購入金額のハードルの低さは、世界的にも日本が進んでいる部分と言えます。世界中を見ても、100円から投資信託を購入できる国はそう多くはないでしょう。私たち、日本の投資家は、海外の投資家よりも投資のハードルが低く、恵まれた環境にあると言えます。そこには、「投資はお金持ちがするもの」という固定観念と、「投資はリスク高く、素人が手を出すと痛い目に合う」とマイナスイメージだけが先行しているのではないかと思います。私が自分の体験から一つ明確に言えることは、私も数ヶ月前まで投資は自分には出来ない、自分には関係のないもの、と考えていました。将来に向けて、毎月の積立年金保険、一時金の貯蓄性商品や学資保険、最近では一つ外貨建て保険に加入しました。そのほとんどに共通していることは、「元本保証商品」という点です。リスクは負わず、元本が保証されている商品でのみ、将来の資産形成ができると考えていたのです。投資は難しいから自分には無理、お金持ちがすること、リスクは背負いたくない、などといったように言い訳だけを並べていました。過去の自分が恥ずかしいとはこのことかなと思います。知識を身につけた上で、投資をするか、しないかを選択するのは、自分です。別に投資をしなければならない訳でもありません。ただ、その扉を開かずして、こんなに素晴らしい「自分のためにお金を働かせることができる」手段、方法は他にはありません。
最後に4つ目と5つ目をまとめてお話しします。「口座に入金する」といっても、大袈裟なことではありません。一言で言うと、銀行と連携するだけでOKです。金融商品を買う上で、入金が必要になりますので、事前に証券口座にお金を入金する必要があるというだけです。例えば、私が使用している楽天証券は、楽天銀行と連携をしていますので、ボタン一つで入出金を行うことができます。最後、5つ目が「商品を選ぶ」ステップです。商品を選んで、ボタンを押せば購入完了し、いよいよ投資スタートです。最後の最後に迷うのが、この商品選びだと思います。実際に私もとても迷いました。例えば、投資信託の日本市場には、なんと約5000商品が存在しますが、商品を正しいステップで絞り込んでいけば、心配は入りません。ただ、ここで商品の選び方について、説明することは非常に困難です。なぜなら、私が実際に行っている、(1)つみたてNISA (2)ジュニアNISA (3)インデックス投資 (4)米国ETF (5)米国高配当株ETF (6)日本の高配当株投資 といった6つの投資においてそれぞれ商品が存在するからです。ここでは商品を選ぶ上で、大事な考え方をお伝えしたいと思います。それは投資をする目的を、自分の中で明確にすることです。例えば、将来の老後資金として、子どもの教育資金として、投資の勉強として、毎年の配当金で生活費を楽にしたい、などどいった、それぞれの目的があると思います。お金を増やすことに興味がない方は、投資は必要ないかと思います。「お金なくして自由なし」これが資本主義社会のリアルです。お金無くして自由な生活を手にすることは出来ません。お金があると、生活の選択肢、人生の選択肢が増えます。投資の目的を明確にすると、その目的にあった投資手法や商品が自ずとターゲット化され、絞れ商品を選択することに迷いがなくなっていきます。いきなり、色んなことを同時進行で進めることは出来ません。私は少額から投資信託を始めたことで、経験となり、新たな興味と知識を手に入れながら、一つひとつ一歩ずつ始めていきました。重ねて申し上げますが、私は投資を始めたばかりの投資初心者です。これから学びたいことが山程あります。投資について、まだ興味がない方、興味があるけど、どうやって始めたらいいか分からない方へ、何か一つでも参考になれば幸いです。新しいことをするときは、誰もが初心者です。今日が人生で一番若い日です。もう遅いなんてことはありません。今日から一つひとつ小さな成功を積み重ねていけばいいのです。今日から始めればいいのです。言うことは簡単です。難しいのは今日から実際の行動に移すことです。行動に移したら、今後はその行動を継続していきましょう。
第5章 <経済的自由を手に入れるためには>
経済的自由とは、「生活費<資産所得」という状態を指します。資産所得がまさに今日お伝えしてきた、資産を働かせること、投資で得られる所得のことです。私が将来的に目指している姿となります。「経済的自由」を目指すということは、(1)生活費を減らす (2)資産所得を増やす この2つに取り組んでいくことを指します。お金とは、ひとつのアイデア、考え方に過ぎないと思っています。もっとお金が欲しいと思ったら、考え方を変えさえすればいい。そのためには、お金の流れの読み方を学ぶ必要があります。最近までの自分がまさにこの状態でしたが、多くの人がお金の心配ばかりしていて、「お金の教育」に時間と労力を割きません。問題を解決し、お金を生むのは、頭脳です。つまり、ファイナンシャル・インテリジェンス(お金に関する知性)です。人生で大事なことは、どれだけのお金を稼げるかではなく、どれだけのお金を持ち続けることができるかということに気づきました。キャッシュフロー(お金の流れ)を理解していないために、なぜ自分がお金に苦労しているかが分からない。私は長くこの本質に気づくことが出来ませんでした。キャッシュフォローを理解するということは、つまり「資産と負債の違い」を知ることが重要と言えます。そしてその違いが分かったら、次にとるべき行動は「収入を生む資産」を買うことだけに努力を集中することです。これが経済的自由を手に入れるための第一歩と考えています。その一つの手段が投資です。投資をするだけで、何かが達成できる訳ではありません。しかし、資産所得は、(1)配当 &利子所得 (2)不動産所得の2つに分類され、これがまさに不労所得とも呼ばれる所得です。言い方を変えると、「お金のなる木」とも言えます。例えば、車を買う、テレビを買う、これらを買うと、生活は豊かになるかもしれませんが、お金を使った分、手元から現金(資産)はなくなり、モノが残ります。投資は、「収入を生む資産」を買うことです。自分が働かなくても収入が入り続ける、資産所得を増やしていく、そしていつの日か、「生活費<資産所得」へ近づいていくことを理想に長期投資を続けていきたいと思います。
最後の結びに、重要なことはお金に関する「教育」と「知識」だと考えています。そして、何事もスタートは早ければ早いほどいい。本を買ったり、セミナーに出席するのもひとつですし、実際にお金を少額から運用してみるのも大事な勉強、経験だと思います。自分が何を手にするかは、自分の頭の中によって決まります。「頭の中の考えがその人の人生を作る」という言葉は、私が大切にしている言葉の一つです。お金はあくまでも一つのアイデアに過ぎません。人生の成功は人それぞれの価値観で決まります。ナポレオン・ヒルの著作に、“Think and Grow Rich”(頭を使って金持ちになろう)という本があります。一生懸命に働いてお金持ちになろうではなく、頭を使って金持ちになろうでと言っています。今の世の中では、「安全に運用する」のではなく、「賢く運用する」ことが必要です。私が投資を始める前にとっていた、年金保険、学資保険、一時金保険などは、この前者の「安全に運用する」に該当します。これでは将来の資産形成を描くことは出来ません。投資という手段を活用し、「賢く運用する」ことが必要です。そのためには、お金に関する教育と知識が不可欠です。自分の人生を豊かにするために、今日からそして明日からどんな選択をして、どんな行動をとるのか。自分の運命を決めるのは他でもない自分自身です。自分の選択で自分の人生を切り拓いていくことができればと思います。
おわりに
いかがでしたでしょうか? 第1章「投資をはじめたきっかけ」、第2章「投資知識の習得について」、第3章「私の投資について」、第4章「投資を始めたいあなたへ」、第5章「経済的自由を手に入れるためには」の5章を通じ、私の経験を交え、投資についてポイントをお伝えしてきました。投資に興味はあるけど、どうやって始めたら良いのか分からないと言った境遇におられる方々の一助になれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
株式会社LVAC
千葉県市川市妙典2-13-17
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